【読者の方からのメール】
読者の方より以下のメールをいただきました。
▼読者の方からのメール
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拝啓、大槻教授殿
科学と非科学の間には下記に示すような段階があるような気がします。
① 正統科学(正統派)
② SKEPTICS(懐疑派)
③ 疑似科学
④ オカルト
一般に科学といわれるものは①と②の段階までをいうのではないのでしょうか。
たとえば、地球温暖化について、①人為説か、②自然説か、ということは、まだわからないことがあるから、将来②が正統科学になることだってありえます。
これに対し、③の疑似科学は、科学を装うが非科学であり、理科教育に悪影響を及ぼすものと思われます。さらに政治に利用されると、恐ろしいことになります。
④のオカルトは、ないものをあるとでっちあげる詐欺にあたると思います。心霊・超能力・エイリアン等。これらの表現は言論の自由とは言いがたいと思います。ある馬鹿が「霊は未科学だ」と言っていましたが、なんの根拠もありません。
③の疑似科学は文部行政上の問題であるから、文部科学省が、どう対応するか、という問題だと思います。
ところが、④のオカルト表現は青少年の心に悪影響を及ぼすものと思います。科学者が批判する対象にもなってないと思います。科学者が批判するより、警察が取り締まったほうが良いと思います。
なぜ、心霊表現は取り締まれないのでしょうか?全国法がだめだと言うのなら、せめて、都道府県青少年保護育成条例で取り締まれないものでしょうか?
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▼大槻からの回答
メールいただきありがとうございました。
科学と非科学に対する真っ当なご意見と思います。
ただ、①正統科学派・②懐疑派(SKEPTICS)と区別するのは正しくないと思います。
一般にSKEPTICSは確かに懐疑者と訳されますが、これは日本語の意味として正確ではありません。もともとSKEPTICSとはキリスト教を信じることを拒否する『無神論者』を意味します。
つまり、『懐疑』・『疑問』などという幾分あいまいなものではありません。それは神の支配を肯定せず、物理法則の支配を確信するものです。つまり、ギリシャの哲学者デモクリトスの立場です。
SKEPTICSこそ、正統科学者というわけです。
ちなみにオカルトを否定する科学者の会は『JAPAN SKEPTICS』といいます。
これには実に正統な科学者が参加しています。『JAPAN SKEPTICS』を『日本懐疑論者の会』としては意味が正しく伝わりません。したがって、われわれはこの会をそのようには呼びません。
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