12月 第5回 【読者の方々からのメール】
このブログの読者の方々から、以下のようなメールをいただきました。
それぞれ返答いたします。
▼メールその1
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大槻教授
どうもはじめまして こんばんは
私は大学院で経済の研究をしているものです。
大槻教授が科学者という立場から、諸々の胡散臭いものに関する批判等をいつも面白く拝見しています。
しかし、教授が批判対象とされているものは、大概が著名な科学者がわざわざ意見を述べるほどの必要性を持つものとは思えません。(オカルト、UFO、血液やら星やら)
「科学は物事の起こる理由を説明するもの」と説明されますが、これは間違いではないものの、科学の実態を正確に説明しているとは言い難いと思います。
科学とは「再現性」「客観性」「反証可能性」の3つを備えたものと定義できると思いますが、あたかもこの3性質を備えているように、装った疑似科学が巷に溢れています。
最近では環境学あたりで武田邦彦などという環境負荷と経済的厚生損失の区別もつかないエセ科学者が幅を利かせています。
昨今は「口に橋を掛けたるが如し」のような自称知識人がもてはやされる時代です。
でたらめな数式やら理論やらの衒学を振りかざして、一般人を惑わせる「口に橋を掛けたるが如し」のような自称知識人をどうにかしていただけませんか。
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▼お答え
このようなご意見はよく分かっています。最近の私の本に関する書評でもあなたと同じようなものがたくさんあります。
例えば『江原スピリチュアルの大嘘を暴く』(鉄人社)では、
「すべて分かりきったことを書いてある。今さら大槻が言うことでもない。」
というご意見がアマゾンの書評に載っていますし、
『大槻教授の最終抗議』(集英社)に関しても同じアマゾンの書評で
「今さら星占いや血液型占いを槍玉にあげても。内容はうすっぺら。」
といわれています。
しかしこれらはまったく違います。私が酷評することは、教育者としての義務です。一般社会には、間違って反科学・非科学の傾向におとしめられ被害にあっている大勢の人達がいるのです。これらを啓蒙すべきなのです。
サプリメントに騙されている人がたくさんいるとき、これがデタラメでインチキと批判しなければなりません。『低級な話題でわざわざ関わることはない』と安住してはいられません。今はそれほどまでに低級な反科学の風潮があるわけです。
なお、“高級な”ごまかし学者に対する批判もやっています。これは一般にはあまりお目にとまらないのですが、月刊誌『パリティ』(丸善)をご覧ください。最近も『経済物理学』批判が載る予定です。
▼メールその2
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はじめまして。
近年、知られているクオリアという心理学か脳科学なのか自分にはさっぱり分からない言葉がありますが、インターネットでそのことを少し調べてみたら、なんやらクオリアを物理の一分野にするとかなんとか載っていましたが、もしクオリアが物理の一分野にされたなら、それはもうすでに物理として成り立たないのではないかと私は思います。
なぜなら、そもそも物理というのは自分たちが住む世界を、数学的かつ科学的に解釈するためにあるのだと思います。なので、人間とか動物のことは生物学の分野になるのではないかと思います。
ですからクオリアが物理の一分野にされたのであれば、物理ではないのだと思います。
自分自身、物理マニア・数学マニアの立場からするとこのことは馬鹿げていると思いますが、大槻教授はどう思われますか?
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▼お答え
おっしゃるとおりです。クオリアなどインチキです。
いったい、クオリアの何を測定するのでしょうか。測定できる『物理量』がなければ、これは絵に描いた餅です。物理量がないものの研究は物理学ではありません。
あと20年もすれば、彼らがいかにインチキであったかが分かるでしょう。
茂木健一郎にお聞きください。
『クオリアの測定方法とその単位を教えて』と。
メールその3
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ひとつ質問なんですが、大槻先生が『オーラの泉』に呼ばれないのはテレビ局の圧力かなんかなんですか?
あんな番組があること自体、不快なんですが・・・
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▼お答え
それは、テレビ朝日にお尋ねください。
メールその4
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拝啓、大槻教授殿
ラジオでちらっと聞いた話ですが、ノーベル賞の日本人研究者のなかで、こんな研究をしていた人がいるそうですね。
というのは、脳の電気信号を画像処理できる、という技術だそうです。目で見た図形をテレビモニターで見ることができるそうです。
私はそんなことできっこないと思っていましたが、もしこれが実用化されれば、オカルトどもがほざく、夢占いや臨死によるあの世などの、うそでたらめが証明されるのではないでしょうか。
たとえば、
・人間の見た夢をモニターで録画し、夢日記をつけ、潜在意識を研究する。
・死ぬ前に見る光やお花畑などをモニターで録画する。
・幻覚を見る証拠をモニターで録画する。
もしこれが実現したら、今様イタコやヘミシンク音などのいんちきは何と言い訳するのか、楽しみです。
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▼お答え
脳電流の画像処理は、今に始まったことではありません。
例えば理化学研究所の田中君(私の教え子)の研究室では10年以上も前から成功しています。
だからこそ私は言っているのです。
「脳すら物理学・生物物理学で解明できる日がやってきた。霊も霊視もばかばかしい。」と。
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