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2008年5月 9日 (金)

5月 第1回 【日本史オカルト】

テレビ東京、火曜日19:56~『新説!? 日本ミステリー』こそ、ここで先に批判した日本史、とくに日本古代史にまつわるオカルトなのです。オカルトは単に科学に反すること、つまり反科学・非科学だけではないのです。

反医学・反薬学はもちろんのこと、反日本史・反世界史も立派なオカルトです。つまり、学校で学ぶ真っ当な学問に反することはオカルトの類となります。
何故でしょうか?
オカルト学問が通用すれば、学問そのもの・学者の研究そのものが不用になるからです。

例えば、地震予知。
東大地震研究所は数十億から数百億の研究費で、あれだけの研究努力をしているのに、オウム真理教の麻原教祖が一言、東京大地震の予知をしてみんな信じてしまえばどうなるか。
学問は不必要となります。
これは、日本史オカルトについても言えるのです。

民間のアマチュア歴史家、あるいは霊能者が、
「聖徳太子は予言者だった。9.11テロや第二次世界大戦も予言した。」と言って放送されれば、真っ当な日本古代史研究者はどうするのでしょうか?
聖徳太子の研究学者はどうしてしまうのでしょうか?
なぜ、この人たちは反論しないのでしょうか?

先週の火曜日もやってました。
「邪馬台国は四国、徳島にある。」と。
なんと、それらしき墳墓を発見したというのでした。その上には綺麗な石垣が積んであるのです。2000年近く、なぜ崩れなかったのでしょうか?
こんなもの、戦後つくられたものでしょう。50年前と2000年前を混同していないでしょうか?

この番組では、この墳墓の上から超音波探査システムで探査までしたのでした。
『中には何か、地層の変化があることが分かった。』というのです。
あたかも番組は、これが女王卑弥呼の棺の穴だと言わんばかり。

「大槻よ、いくらなんでも吉永小百合主演の映画『まぼろしの邪馬台国』に出演したからといって邪馬台国論争にまで出しゃばるのか!?」
という批判が聞こえてきそうです。
しかし、それは違います。ささやかながら真っ当な学問を守りたいだけです。
真っ当な学問が、テレビ番組で興味本位に否定されるのが腹立たしいのです。

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