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2008年3月 3日 (月)

3月 第1回 【どげんかせんといかん】

TBSテレビ、春の特番『世界の恐怖映像2008!』(3月1日放送)で、東国原知事(そのまんま東)に会った。
彼は番組で最前列に座り、
「車を運転中、幽霊に出会った。」と証言した。
「とても小さい霊だった。」「ガードレールの側に出た。」

私は、次のコーナーに入る前、休憩時にそのまんま東に話しかけた。
「知事になる前ならともかく、現職の知事は教育長の上にある者だから、文部科学省・教科書の内容を否定するような言動を公にしゃべってはいけない。」
彼は、大声で反論してきた。意外だった。
知事になる前は、たしかに彼はオカルトだったがそれでも私の前では遠慮していたし、謙虚だった。
しかし、この時のそのまんま東は変わっていた。東国原知事になって高支持率に舞い上がり、堂々とオカルトを主張しはじめたのか。

彼は大きな目で私を睨みながら、こう言った。
「宮崎県は神話の地方だから、学校で文部科学省・教科書の見解とは別に、神話・民話を学校で教えるのはまったくおかしくない。」と。

みなさん、お分かりですね。
彼は問題を巧妙にすり替えたのだ。自分がこの番組で、「幽霊・霊に出会った。」というオカルト表現をしたのを私が咎めたのに、それを彼は「宮崎の神話・民話を語ること。」にすり替えたのだった。

知事職は、こんなに人を変えてしまう。
素直で友好的で、頭の回転も良かったのに、知事になってしまうとこんなにずるく、官僚的になってしまうものか。
宮崎県が学校で、宮崎地方の神話・民話を教えることに私が異議を唱えるはずはない。彼も早稲田大学文学部出身ならすぐ分かることだろう。神話・民話は、あくまでフィクションだからそのように宮崎県が学校で教えることに私は興味はない。

そうではない。
フィクションではなく、「実際に自分は道路端で霊に出会った。」と証言したことだ。
これはノンフィクションであり、県の教育を間違った道に先導する。
大臣が、「霊を見た。」とテレビでしゃべればどうなるか。

それとも知事になり権力を手に入れると、フィクションもノンフィクションもごっちゃになるのか。
道路財源要求は、フィクションなのか。

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