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2008年2月 5日 (火)

2月 第1回 【理科教育】

やっと皆様のご協力のおかげで、『“江原今様イタコ”の批判本』の原稿を脱稿しました。鉄人社は超特急で発刊するそうですから、3月には世に出回るでしょう。

それにしても私は科学者にして教育者です。江原イタコにかまけている暇は本当は無いのです。恐ろしいことに、少子化に加えて理科離れですから、この国から理系がいなくなるかもしれません。
かつて私は、『文科系が国を滅ぼす』という本を書きました。~この国を指導しているのが文科系であることは明白なのですが、その文科系つまり経済・法科出の指導者たちが、理系が戦後築いてきた工業化社会を食い物にして、この国を危うくしている。~これはバブル崩壊のときに書いた本なので少し過激だったのです。

それが今、理科系が国を危うくしているのです。つまり理科離れです。そこで次の本のタイトルは、『理科系が国を滅ぼす』です。
理工系の勉強は、文系と比べてきついのです。文系が部活だ、合コンだ、旅行だ、と浮かれているのに理工系は、演習・実験・レポートとがんじがらめで大学で遊ぶ暇などありません。それに学問自体も味もそっけもない、と誤解されているわけです。

いまや大学は、希望者全員が合格になる時代が来つつあります。
「こんなご時世、好き好んで暗い・辛い・苦痛な理系など誰が行くか。」
こんなわけで理科離れ、しかも少子化のなかでの理科離れですから事態は深刻です。この分では、この国が先進国から転落する日も近いでしょう。

さて、それではどのようにして理科離れを防ぐか。
どうしたら理科好きの子供を育てることができるか。
これを一冊の本にしたのが、私の『急げ理系への道』(NHK出版)ですが、夏前には発刊できると思います。既に原稿は昨秋に完成しております。

しかし、この一冊では不十分です。理系を育成する前にも国は滅びてしまいそうだからです。そこで緊急にどうするか。これは先端企業だけでなく、政府も緊急に考えなければならないことです。この処方箋を書くのが、今企画している『理科系が国を滅ぼす』です。今、いくつかの出版社と企画中です。

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