12月 第3回 【政府のUFO】
この週末、突然降って湧いたようにUFO騒ぎが起こった。
テレビ・週刊誌・ラジオから出演依頼・インタビュー依頼。
「今、政府・閣僚の間でUFOがあるかないか、議論になっているからコメントを。」
というものだった。
民主党の議員が政府に対して、UFOに関する情報を公開するように求めたものに、政府は、「そのような情報はない。」と回答したまでは良かったが、その後がいけない。
政府の中枢の官房長官・文部科学大臣・防衛大臣まで記者会見して、
「UFOは確かにあると思う。」
とか
「いや、無いと思う。」
とか持論を展開したのでこんがらがってきたわけだ。
他の大臣ならいざ知らず、文部科学大臣はあらゆる教育・科学政策を統括・指導する立場だから、この男までが「UFOはあると思う。」と言ったのでは、学校の理科・科学教育はどうするのか。所轄の天文台・宇宙関連研究所・大学の物理系研究科の科学者の面子はどうなるのか。
それより、このような低レベルの科学大臣をいただく日本の科学とはどういうものか。恥ずかしくないのか。
それにしても、このような情報公開を議員活動として政府に迫る民主党の議員も情けないではないか。このようなオカルトまがいな議員を国会議員として選んだのは誰か。
尚、ここで述べた『UFO』は、あくまで『宇宙人の乗った乗り物』と定義して話を進めた。
ここには混乱がある。
宇宙人とは関係の無い、単に未解明な自然現象としての飛行物・発光物・反射物が大気に発生しないとは断言できない。
つまり、この意味のUFOはあるかも知れない。『火の玉』も完全に解明されてはいない。
文部科学大臣が、この意味のUFOについて議論しているのではなく、あくまで『宇宙人の乗り物』を信じているのなら情けない。
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