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2007年11月28日 (水)

11月 第3回 【農業の時代】

最近相次いで、エネルギー関連の講演に招かれたり、インタビューを受けたりしています。
敦賀市では、高校生それに一般の方々を対象にエネルギー・環境問題の講演でした。これは、原子力関連の広報の一環のようでした。

最近私は、
「農業が復権する時代になった。」
と思っています。

戦後日本の農業は壊滅しました。細々と残っていた米作りも、今、瀕死の状態です。
米の値段はどんどん下がり、今や米農家の平均収入は年、たった50万円ぐらいと言われているわけです。
もう米作りまで絶望的では日本の農業は消滅します。

ところがここへ来て、にわかに注目されているのが『バイオ燃料』です。小麦・トウモロコシの価格は倍にも跳ね上がりました。エタノール燃料がらみでしょう。

太陽光発電・太陽電池は将来有望な産業ですが、しかし考えてみると、畑・田んぼで作るエネルギーは、畑・田んぼ一面に太陽電池を敷き詰めたことに相当するわけです。
耕地面積が狭いと言われる日本ですら、畑・田んぼ一面に太陽電池を敷き詰めれば、とんでもない太陽光発電です。

つまりバイオエタノールは、畑による太陽光発電と同じです。こうなると、戦後一貫して無視され疎外され続けた農業は、新たに太陽光発電として脚光を浴びるでしょう。
つまり、21世紀の農業は、エネルギー産業となります。

郷里宮城県の高校の同窓会で、米作りをもうやめようとしているクラスメートに言いました。
「21世紀、これからは農業の時代だ。」と。
大学はもちろん、理工学部ではなく、農学部ですよ。

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2007年11月12日 (月)

11月 第2回 【ゴルフダイジェスト エッセイ】

10ミリ近いどしゃ降りの日曜日、靴も水にもぐり、バンカーは池になってもめげず、ゴルフをやりました。
『山口杯』というトーナメント。政治評論家、山口朝雄氏のまわりに集うマスコミ関係者、とくに『日刊現代』・『週刊現代』の人たちが中心でしたので、私のような理系の年寄りが出る幕ではなかったのですが、我が家と近い場所だったので、つい魔がさして出掛けてしまい、びしょ濡れになりました。

プレー終了後、宇都宮の餃子屋さんに集合、会費たった2,000円で餃子10種類、中華料理食べ放題、ビール・紹興酒の飲み放題。多分、どこかの防衛関連商社の接待なのでしょうか?(ジョーク・・・念のため。)

このとき、私の隣前に美しい女性が座りました。
私がお酒がダメで、意地汚く食べ物にだけ手を伸ばしているのをいち早く見つけて、絶えず気を配り、あちらこちらのテーブルから食べ物をとってくれました。
こんな場合は決まってその女性は私に関心があるのです。
あるいはどこかで、何時の頃か、不義理をしたひとかしら?

宴たけなわの頃、私は意を決して聞きました。
「私に関心がおありですか?」
彼女は答えました。
「えぇ、おおありです。ゴルフダイジェストの先生のコラム、とても役に立ちます。面白いです。」と。

このコラムはかれこれ、4年近く続いているし、これをまとめた単行本も出版されているが、直接面と向かって誉めてくれたのは、このひとが初めてです。
大抵は、
「乙姫様の話が面白い。」
という男ばかり。
私のゴルフ力学が面白く、役に立つと言ってくれた女性(男性も)はこれまで皆無でした。

ちなみにこの女性、女性の参加者の中でダントツ1位だったのです。

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2007年11月 5日 (月)

11月 第1回 【原発文化】

『原発銀座』とも言われる福井県敦賀市の講演に呼ばれました。
原発推進、広報関連の団体が支援する、高校生、その関連の一般の人々への、『科学の魅力』を語る内容にしてくれ、という依頼がありました。その中で遠回しに『原発反対』との言動は慎むように、ということでした。

日頃、手厳しい言動をやって、一部からは反感をかっている私ですから、当然、
「原発に対しても大反対なのだろう。」
と思われているらしく、原発推進関連の講演・原稿執筆・コマーシャルなどからは遠ざけられてきました。
東京電力のCMの話が途中で立ち消えになったり、原発立地での講演が土壇場でキャンセルになったりしてきたのでした。
この流れからすると、今回の敦賀市の講演が順調に終了したのはめずらしいことでした。

誤解の無いようにしましょう。
私は、原子力の民生利用は大賛成なのです。
およそ、科学者が発見・発明したものが、人類のために有効利用されなかったことはありません。科学者はそれを前提として研究・開発をやっているわけです。
レーザーや半導体は量子力学の高度の研究成果の賜物です。一見、人類の生活には何の関係も無いと思われる宇宙の彼方の観測、理論計算でさえも、人類が豊かな生活を送るために利用されます。
つまり、われわれの作った公式・理論が宇宙の彼方にまで適用できる普遍のものであるかどうかがそこで試され、さらに改良され、それが人類のために使われていくわけです。

アインシュタインの相対性理論は、人類史上最高の発見のひとつです。これが人類の幸せのために使われないはずがないのです。
原発はこの中でも最も偉大な応用です。つまり原発は人類史上最も素晴らしい科学の利用のひとつです。
放射線によるガンの早期発見(ポジトロンCTなど)と治療も素晴らしい応用です。レーザー光の通信、医学分野の応用も素晴らしく進歩しています。しかし、原発はこの中でも飛び抜けて人類に役立っています。

もちろん、あらゆる科学の応用では安全性・副作用・環境問題など負の側面も解決してゆくべきことは当然です。
とくに原発は一歩間違えば、悲惨な事故に結びつきますから、原発の安全性の追求は何よりも優先すべきことです。
原発の安全性を十分追求しないで、『安全です。』という宣伝・広報にのみ力を入れたら、これは本末転倒となります。


--11月25日(日)、居酒屋『型無』(東急東横線学芸大学駅)での飲み会、まだ空席が2名分ありますので、お申し込みください。会費は3,000円(飲み物は各自支払い)程度です。
お申し込みは、下記のメールアドレスまで。
info@vi-academy.com

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