10月 第3回 【江原スピリチュアルのばかばかしさ】
長いこと実現しなかった江原批判ですが、ついに鉄人社がのってくれて出版に向けて、準備を急いでいます。
まず『オーラの泉』を3年分ほど見まして、そのからくり、幼稚さ、ばかばかしさにあきれましたが、それ以上に驚いたのが江原の本でした。
大抵は名だたる出版社から発刊されており、しかもどれも大ベストセラーです。発刊と同時に3刷になってしまうのです。どうりでマガジンハウスなど、私の批判文の掲載を拒否するはずです。
たぶん編集者は、実にばかばかしくあきれていることでしょうが、江原を持ち上げ、お世辞を使い、出版を懇願せざるをえないのでしょう。これら有名出版社の編集者なら文系でも優秀でなければ入社できないから、この程度の馬鹿オカルトに批判的なはずですのに。
さて、テレビの内容にもあきれますが、もっとばかばかしいのが江原の本です。
例えば、『スピリチュアル お祓いブック』。この本はオマジナイ・お祓いの仕方が、まじめもまじめ、おおまじめに書かれているのです。巻末には、お祓い用紙が付録としてのせてあります。ここに名前・願い事をすると願いが叶うというわけです。
用紙のまわりには『光明遍照』などという下手な漢字が書きなぐられています。さもありがたく感じる仕掛けです。大昔、田舎のかまど、へっついに火災を防ぐよう、御薬師様のお札が貼り付けてありましたが、これと同じことです。
その古臭さ、胡散臭さ、幼稚さ、いかがわしさに、ただただあきれるばかりです。
しかし、あきれてばかりはいられません。この本はベストセラーなのです。4年間でなんと29刷なのです。この国の一般読者の幼稚さには目を見張るばかりです。
血液検査でガンの診断がつき、人工臓器の移植ができ、宇宙人と電波によるコンタクトができようという21世紀科学文明にあって、恐山のイタコの口寄せまがいなテレビをやり、肝臓ガンを治すといってお札を腹に貼り付ける。
私は今、江原批判をやるための資料調査をするにつけ、この国のあまりの後進性に落ち込んでいます。
やる気さえ失いかけております。
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