7月 第3回
物理科学雑誌『パリティ』をご存知でしょうか。
22年前、丸善出版事業部に持ち込んで、私が創刊した科学雑誌です。
これは、物理系の商業誌で物理学・応用物理学・物理化学・生物物理学・医療物理学・地球物理学・天文学・宇宙物理学などの分野をカバーします。
しかし、これは『ニュートン』などという科学雑誌とはレベルが大幅に違います。これは何らかの物理系の学問に本格的に携わっているひと、あるいは携わっていこうとするひとに向けたもので、専門性が高いものです。
最近、丸善の編集者の方から
「このところ暇のようだから、このパリティのコラムを執筆したらどうか?」
という提案を受け、編集委員会の面々も反対しませんでした。
そこでこの半年、本気で構想を練りました。
まずは、連載エッセイのタイトルです。
何ヶ月も思い悩みました。
●『物理ばか』というタイトルでは不真面目だ。
●『科学と非科学』では何の面白みもない。
●『反オカルト講座』では‘噂の真相’そのままではないか。
それでも『パリティのココロ』というのは多少気に入っているが、いまひとつピンとこない。
このコラムでは特に中心的話題はない。ただ、科学の真髄・科学的手法・科学の考え方などを『パリティ』の編集に絡めて書きたいと思っている。
つまりこのエッセイは的がしぼれていない四方山話となる。
だから、タイトルの的もしぼれないのも当然だ。
「話題の的もしぼれないエッセイなど書く必要はない。」
という声が、どこからか聞こえてくる。
| 固定リンク | トラックバック (0)




