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2007年4月23日 (月)

4月 第4回

Japan Skeptics という会の総会が東京であり、出席いたしました。これは、『超常現象を科学的に究明する』ことを目的とした、科学者・科学理解者の集まる会です。
「大槻教授以外の科学者はオカルト集団や彼らのパフォーマンスに無関心、または無関心を装っている。」と批判されることが多いのですが、そんなことはありません。Japan Skeptics に入会している多くの科学者を見れば、そのことはよく分かるでしょう。さらに会員でなくても会誌をお読みいただいている多くの科学者もおられます。

もともと、この会は私どもが作り上げたものでした。私が物理科学雑誌『パリティ』の編集長を務めている関係で、アメリカの Skeptics 団体から日本でもこの種の団体を立ち上げるようにと、たびたび要請されました。
そこで、天文学者J先生、哲学者T先生、科学ジャーナリストKさんなどと会の設立にこぎつけ、私は初代副会長になりました。

ところが当時『科学的に究明する』という趣旨を故意に誤解し、『非科学的科学』または『ニセ科学的科学』をふりかざし、これをもって超常現象を解明しようというオカルトモドキ・科学者モドキの人たちが入会してきたのでした。
その代表的なグループは、『霊能者=宜保愛子』を心情的、あるいは実質的に応援する者たちでした。これらのグループは集中的に私を狙いました。Japan Skeptics の総会やシンポジウムではこの者たちは議事進行を妨害、さらに私の帰路をつけまわし嫌がらせをしました。そこで私は運営委員会にこのようなグループの退会措置を提案しましたが、規約上、排除する手段がなかったのでした。
そこで心ならずも私自身がこの会から身を引き、彼らの矛先をかわすことになりました。当時、Japan Skeptics 設立の困難な時期に投げ出してしまい、運営委員の皆様、また、心ある会員の皆様にご迷惑をお掛けしました。今、改めてお詫び申し上げます。

さてこのような状況の下、当時想定したとおり、やがてオカルトモドキ・科学者モドキの連中は姿を消しました。つまり自然淘汰されたわけです。そこで私は、Japan Skeptics に再入会の機会を伺っておりました。一昨年の終わり、再入会の手続きをはじめました。そして再入会後、初めての総会に出席したわけです。

このブログをお読みいただいている皆様、そして私の反オカルト活動を応援していただいている皆様、あるいは私の言動に好感を寄せていただいている皆様、どうぞ Japan Skeptics にご入会ください。総会とか会誌において親しくお話し合いをいたしましょう。

興味のおありの方はJapan Skeptics のホームページをご覧ください。

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2007年4月20日 (金)

4月 第3回

ずいぶん昔ですが、海外出張の楽しみは地元の美術館まわりでしたが、その他ホテルのフロントでいつも聞いたことは、
「この地方でサーカスはやっていないか?」
ということでした。

とくにモスクワ大学のすぐ側にあった『ボリショイ サーカス』には、よく行きました。このサーカスが毎夏来日公演するときには、必ず出かけました。講談社ブルーバックスで『サーカスの科学』を書いてからは、『ボリショイ サーカス』から招待を受けるようになったのでした。

もちろんヨーロッパでは『ボリショイ サーカス』だけではありません。ドイツのミュンヒェンを拠点にして活躍する『サーカス クラウン=チルクス クロネ』は大好きでした。
このサーカス団、ミュンヒェン市内に立派な常設会場をもっているのに、夏場はわざわざここを出て河川敷にテントを張り、公演していました。遊牧民の唯一の楽しみだった昔の名残を大事にしているのでしょう。

日本の『木下サーカス』も子ども(今は大人、上智大学理工学部教授)を連れてよく行きました。でも当時は『木下サーカス』は、『ボリショイ』や『クラウン』に比べようも無く、劣っていました。
もちろん、最近は面目一新、世界に冠たるサーカス団になりました。

NHKハイビジョンがサーカスを取り上げる番組を放送するということで、解説・企画のお手伝いをすることになりました。
『サーカス』と『ゴルフ』、これこそ物理学の話題の宝庫です。江原霊能力批判を心ならずも封印されている昨今、『サーカス』と『ゴルフ』の話題で憂さ晴らしです。

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2007年4月10日 (火)

4月 第2回

ある番組から出演の依頼を受けています。これは私の好きな料理を指定して、それを名店の料理人が作ってくれる、というものだそうです。

さて、私は東北、宮城の出身、昔食べた思い出の料理といきましょう。
たとえば【はらこ飯】などいかがでしょうか?
何だ、たかが【イクラ丼】じゃないか!と言うなかれ。
イクラをのせただけの丼なら私でも作れる。『飯』そのものの味が違うのだ。ご飯はサーモンとともに炊き上げるらしい。どうやって実際に炊くのか?私には知識がない。何しろ昭和30年まで、つまり18歳の春までしか宮城にはいなかったのだから。

そこで宮城のみなさま、【はらこ飯】のご飯はどうやって炊き上げるのか教えてください。
知らない人でも宮城在住なら両親、おばあちゃんに聞いてください。

【はらこ飯】の作り方が分からなければ、【チチ茸そば】はどうでしょうか?
今でも福島、会津あたりならチチ茸は採れるでしょう。これをそばつゆにして食べれば、あまりのおいしさに気絶しますよ。この料理は実に簡単ですが、肝心のチチ茸が今はどこで採れるのか分からないのです。この東北のキノコ、どこで手に入るのでしょうか?

その昔、私と付き合ってくれた、マサ子ちゃん・澄子ちゃん・キー子ちゃん、もうご主人も亡くなったことでしょう。この際、私にメールをくれても、ちっともおかしくないはずですね。
【はらこ飯】の炊き方、【チチ茸】の採り方を教えてください。

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2007年4月 2日 (月)

4月 第1回

めずらしく霊能番組批判をやらせる、というので日本テレビ『ジェネジャン(GENERATION JUNGLE)』なる番組に出演しました。放送は4月中旬のようです。

自称『スピリチュアルカウンセラー』なる男女が大勢出てきました。この連中は大部分が事務所(あるいはクリニック)を開業、お金をとって『カウンセリング』しているのですから、困ったものです。
アメリカなどではカウンセラーは医師と同等、またはそれ以上の資格がないと出来ません。心理学などの大学院、博士課程を修了、資格試験に合格した者のみがカウンセラーを名乗ることができ、開業、病院勤務が可能となりますが、日本では学会(臨床心理学会)が資格認定にあたっていますので、法律整備が遅れております。

これを良いことに自称『カウンセラー』が幅を利かし、今や一大ブームです。これはテレビ朝日の『江原スピリチュアル』ブームにつけこんで金儲けをしようというわけです。
それにも関わらず、このときの霊能者はほとんど江原批判をしたのです。
『目くそ、鼻くそを笑う』の例えでしょう。

しかし、それでもこの中のひとりの霊能者は「江原の先祖霊のしゃべりは事前調査だ!」と断言しました。
私は叫びました。「そのとおり!」と。

昨今の霊能スピリチュアル番組はテレビだけではなく、出版をも巻き込み、江原批判はタブーとなっています。つまり『江原タブー』。これはオウム真理教事件の前に似ています。事前調査の霊能力は一種のヤラセですから、今回の『あるある事件』への批判の拡大によって必ず、江原番組・江原出版も馬脚をあらわすでしょう。

オカルト批判を封じられた私は、そのストレス解消にゴルフざんまいに明け暮れています。3月はゴルフ科学本、2冊を出しました。
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『プロのボールはなぜ重い?』ゴルフダイジェスト社





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『大槻教授のまったく初めてのゴルフ』NHK出版

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