« 2006年6月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年7月19日 (水)

2006年7月 第2回

私が2年半にわたって続けてきた『ダカーポ』(マガジンハウス)の連載、『反オカルト講座』は、この7月で終了する、という突然の連絡を受けました。

これでオカルト批判は、いよいよ野放しになってしまいます。
<宜保愛子>・<織田無道>・<福永法源>、それに<オウム真理教>など20年にもわたって批判、一旦はオカルトも下火となりましたが、このところまた<細木数子>・<江原啓之>など、もの凄い勢いでオカルトを煽っています。
これらを本格的に批判しようと準備中だっただけに、この『ダカーポ』の連載終了は残念です。
今、これを継続してくれる雑誌を探しておりますが、とりあえず‘ボツ’になった原稿の一部をここに掲げます。




【江原スピリチュアル】

何のかわり映えもしないオカルト霊能者が、<スピリチュアル相談>とか称して世を欺いている。
女性週刊誌で大騒ぎ、著書は何百万部も売れたという・・・。
やっていることは普通のオカルト霊視・霊治療でかつての宜保愛子とほとんど同じこと。どう考えても国学院大学神道専修を修了した(自称)とは思えないような低俗・低級なシロモノ。

例えば、4月15日放送(TBS)の『スピリチュアルジャーニー』なる番組もそうだった。ハワイ島らしいところ、ワイピオ渓谷、ここは超自然力が漂う地方だという。
江原は「ここは霊界と現在の境目」だと宣言する。別にハワイ島のごくありふれた場所ではないか。南国の湿った空気が山にぶつかり、絶えず霧が発生して薄暗いだけの話だ。
その山の滝を指差し、江原は突然宣託。
「あそこに武具をまとった王様が見える!」
一同皆、怪訝な顔。
すると江原は大きな画用紙を要求、それにさらさらと滝の上の王様を描いた。
地元の案内人が驚いた。
「ここは王家の谷と呼ばれ、王家ゆかりの土地だった!」と。
一同びっくり!
ばか、こんなろくでもないことに驚くな。
この地方が『王家の谷』と呼ばれていれば、王のゆかりの場所に決まっている。

「あの3本の木の間に女の子の顔が見える!」
どれどれ?
いっこうにそれらしい顔は見えない。
すると江原は、また大きな画用紙に髪の長い女の子の絵を描いた。今度も大きな画用紙が準備されていた。
江原は、このときのためにあらかじめ画用紙の準備をさせていたのだ!
土地の案内人は驚いた。
「随分前、確かに病気で女の子が亡くなった。」と。
ナレーションが流れた。
「スタッフも事前に知らなかった事実だった。」と。

実にばかばかしい。どんな地方にも子供の死亡した例はたくさんあるのだ。私の郷里の山之内地区でも思い起こしただけで、ここ50年、10人以上の子供が病気・事故で亡くなっている。

霊能者が森・林・植え込み・雲などを指差し、
「霊が見える!」
というのと全く同じ手口。
違うのは、宜保愛子の霊の影とは違って、江原の指差すものは何にも見えないことだ。
つまり江原の呼ぶ霊は‘画用紙’がないと現れない(笑)。

| | トラックバック (1)

2006年7月 3日 (月)

2006年7月 第1回

私の誕生日は、6月18日。毎年この日を記念して、バンクーバーに移動する。しかし今年は、6月24日に名古屋の東海中学・高校から講演に呼ばれたので、やむなくバンクーバーへの移動日を遅らせた。
普通は、バンクーバーが最優先なので仕事が入ってもそちらをお断りして18日の移動日を確保するのだが、今回は東海中学の生徒さんがとても熱心だったので、ここでの講演を引き受けることになってしまった。
もちろん私も教育者のはしくれだから、他の講演はともかく中学・高校からの依頼はむげに断ることもできないのだ。

27日にバンクーバーに到着してみると、快晴。雲ひとつない。気温24℃、湿度42%。シャワールームは1時間で乾いてしまう。いたるところ花が咲き乱れ、雪山と氷河の山並みが見え隠れする。まさに天国。
『先生、今年はバンクーバーに来るの遅いじゃないですか?こんな天気が、もう2週間も続いているのですよ。日本は梅雨の真っ只中なんでしょう?早く来ないとだめですよ。』
友人が私とのゴルフを待ちかねて、こんな苦情を言ってくれた。。。

ひとの気も知らないで。

| | トラックバック (0)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年9月 »