« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

2005年9月26日 (月)

2005年9月 第4回

バンクーバーから戻り、那須で10日間ほど過ごした。数日前には中秋の名月。うすぼんやりと大きな月が、白川の関あたりに昇った。バンクーバーでベーカー山氷河に映えた清らかに澄み切った月とは大違い。こんな月を名月と言って感傷に浸っていたのか、と思わず苦笑い。

しかし、ふと気がつくと、秋鳴く虫の声が大合唱。青春時代、阿武隈川の川面を名月の夜そぞろに歩いて、そこで聞いた虫の鳴き声が50年経った今も耳の奥に残っているではないか。そして、その虫の声と名月は50年の年が経過した今日でも少しも変わらない。変わったのは私の心、感受性。うすぼんやりとした月だなあ、バンクーバーの月とは大違い。何が中秋の名月だ。こんな冷徹な感情は、つまるところ年のせいなのだ。

体力が随分落ちた。当然、気力、感受性も落ちたはずだ。とくに最近ダイエットに励んだせいで、体力は30%ぐらい衰えた。6キロ減量したので、6日連続ゴルフは到底できない。せいぜい3日の連続プレーがやっとだ。それとともに、計算も出来なくなった。連続6時間ぐらい計算をつづけても何ともなかったのに、最近1時間もやると集中力が極端になくなってしまう。

うらやましい、バンクーバーの夏休み3ヶ月で6キロもダイエットしたんですか?そのコツを教えてください、とよく言われる。コツ?そんなものあるもんですか。単に食べないだけ。私の場合、甘いものに目がなかったので、これを避けただけだ。つまり、コーラ・まんじゅう・羊羹を拒絶しただけ。あとは連日、鮨・中華・焼肉をたらふく食べていた。それでも体重はみるみる減ってきた。あまり減り方が激しく、心配になったほどだった。

わたしの、人もうらやむ体力・気力は、結局コーラとまんじゅうから来ていたものだった!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月18日 (日)

2005年9月 第3回

バンクーバーに3ヶ月滞在、14日帰国しましたら、山のような仕事が待ち構えていた。15日は週刊誌取材、それに夕方からは池袋ジュンク堂書店での講演会とサイン会をやった。また次の日には那須で、青山プロと新しい本の打ち合わせ。この本『間違いだらけのゴルフクラブ選び』(仮題、10月出版予定)はゴルフ道具の正しい選び方などを解説する。17日早朝、新白河から新幹線を2度乗り継いで秋田入り。

秋田稲門会主催の講演会を90分行った。会場は満杯で感謝。秋田は69年の私の生涯で、唯一訪れたことのない県だった。私は東北、宮城県の出身だから、同じ東北の秋田に一度も行ったことがない、とは不思議なことである。

そこで私は講演の開口一番、秋田に来なかった理由を述べた。『秋田が怖かったのです。つまり私は美人が怖いのです。秋田で美人に遭遇した途端、帰るのがイヤになり、秋田にそのまま居付いてしまうことが怖かったのです。しかし私ももう69歳、どんな美人に会っても、びくともしない歳になりましたので、今日、初めて当地に伺いました。確かにこの会場にはとびっきり美人がおられますが、私は講演終了直後の新幹線こまちで帰京します。・・・』(笑)

それはともかく、池袋・秋田で私の講演を聴いていただいたみなさん、どうもありがとうございました。10月19日慶応大学(日吉)、11月18日東京理科大学(柏)などで講演を予定しています。大学祭なのでどなたでも入場できますので、最寄の方はおいでください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月15日 (木)

2005年9月 第2回

バンクーバーに3ヶ月滞在していたが、そろそろ日本が恋しくなって、14日帰国した。夕方になるとヒグラシが鳴き、赤とんぼものんびりと田んぼの上を飛んでいる。耳を澄ませれば秋の虫がそこかしこにかしましい。日本には日本独特の風味みたいなものがある。これがときどき恋しくなるわけだ。

しかし、もちろん恋しくなるのは自然・風土であって、この社会や政治、文化に特段の思い入れがあるわけではない。いやむしろ逆に、日本の社会には何の興味も持ち得ない。カナダやサイパンで過ごしていると、改めて日本と言う国の非合理性・非近代性が目について仕方が無い。

公共的なテレビで毎朝その日の運勢・血液型占い・星占いをやる国が先進国ニッポン、科学文明国ニッポン、というのにはあきれるばかり。国の政策として造った国道、つまり高速道路を走ると、高額な料金をとられることなど、世界の先進国では理解できない。幹線道路は災害・戦争などの不慮の出来事では救助・対策などの中心になるものであるのに、通行料を払うとは理解に苦しむ。

ついでに言えば、スピード違反取り締まり機、つまりオービスなどを設置し、計測データを示し、これを唯一の証拠として検挙する国など聞いたこともない。この装置が何台そろっても、しかもいつでも、どこでも100%誤作動しない、などとは誰が保証したのか?

日本社会が気にくわないのは他にも沢山ある。物価が高いことももちろんいやになる。一体、リンゴたった1ニュートンで250円もする国はどこにあるのだ。カナダでもヨーロッパでもリンゴは1ドルと相場が決まっているのに、このベラボウナ高さは何だ。
(ちなみにこのリンゴに働く重力、およそ1ニュートンというのは質量100グラム)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月 5日 (月)

2005年9月 第1回

この春、テレビ東京の人気番組『月10万円で豊かに暮らせる町&村』にゲスト出演した。私も夏3ヶ月はバンクーバー、冬2ヶ月はサイパン、それに春と秋は那須に住み着くので、この番組に呼ばれたのだろう。

番組では、生活費を切り詰めるため、野菜はもちろんのこと、米まで作る本格派や、趣味の釣りで夜のおかずに不自由しないひとなどが登場した。それにまわりの農家や漁師のおかずのプレゼントも結構役に立つらしい。

この番組の人気の秘密は田舎暮らしに憧れ、また十分年金生活でやっていける経済的な暮らしの情報があるためであろう。最近、この番組はアーティストハウスという出版社から本になる、という。私の出演とは別に、この本に私のコラムを載せたいから至急原稿をくれ、という話がきた。(原稿料、・・・。円)

それはともかく、田舎生活はびっくりするほど安上がりだ、ということを都会生活者は知るべきである。例えば、ここバンクーバー、メトロタウン。スーパーが3つ、デパート2つ。それに中国人街、クリスタルモールにショッピングセンター。

ここでは野菜は日本の3分の1、肉類は5分の1、牛乳、卵もぐっと安め。米とソーメンが10分の1。このため毎日の食費は東京の半分で済む。さらに、電気、水道、などライフラインの経費は5分の1以下。市内電話はタダ。

かくして、ここでは生活費は東京の半分から3分の1。アパート代は東京の半値である。思い切ってアパートを買う場合でも、東京の60%と格安だ。内装などの経費は安く、日本の半値でやれる。

かくして、バンクーバーの生活では東京の半分の生活費で済む。何の事は無い。年金が倍になったと思えばいいのだ。いまどき、年金が倍増したなどという耳よりな話なのだ。

じつは那須の生活でも、観光地周辺から一歩はずれれば、ものは実に安い。黒磯あたりのスーパーは高めだから、黒田原のスーパーに出かける。ものによっては半値の値段だ。もちろん、黒田原も日本だから、東京のスーパーと値段が変わらないものもあることはある。これは、避けてとおれば良いのだ。かくして、私の那須生活も東京生活の半分の経費で済むのだ。

こんなわけで節約したお金でバンクーバーの往復交通費がまかなえる。これで、月20回のゴルフをやらなかったらなあ。お金は余って余って。現実には、節約した残りはすべてゴルフのために消えてゆく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »